リウマチ
「関節リウマチにおける抗CCP抗体の感度は60~80%、特異度は90~95%以上」とは,「関節リウマチの患者全体に抗CCP抗体検査をおこなうと,関節リウマチの患者全体のなかで検査陽性が出るひとが占める割合は60~80%にすぎず,関節リウマチの患者全体のなかで検査陰性が出る人(偽陰性)が占める割合は20~40%にのぼる」「関節リウマチのない人全体に抗CCP抗体検査をおこなうと,関節リウマチのない人全体のなかで検査陰性が出る人が占める割合は90~95%,関節リウマチのない人全体のなかで検査陽性(擬陽性)が出る人が占める割合は5~10%」ということ?NHSの”People who test positive for anti-CCP are very likely to develop rheumatoid arthritis, but not everybody with rheumatoid arthritis has this antibody(=anti-CCP).”は言いえて妙。だとすると,「リウマチだと思って,リウマチの治療をしたら,実はリウマチではなくて,実害が出た」という事態を防ぐため,「本当にリウマチだという確信を得たい」ときに行うのが,抗CCP抗体検査なんじゃないかな?と思ったりした。ということは,この検査結果が陰性だからといって,「リウマチではない」と結論づけるのは,早計にすぎる?